コーヒーの木の生まれ故郷、エチオピアを原産地とするモカコーヒーとタンザニアのキリマンジャロを原産地とするキリマンジャロコーヒー。
コーヒー好きはもちろんのこと、ふだんコーヒーを召し上がらない方も名前くらいは聞いたことはあるのではないでしょうか。
ここでは、キリマンジャロコーヒーとモカコーヒーの違いについてみていきましょう。
酸味?香り?キリマンジャロコーヒーとモカコーヒーの違い
キリマンジャロコーヒーとモカコーヒーには、まず原産地の違いがあります。
キリマンジャロコーヒーの原産地はタンザニア、キリマンジャロ山のふもとの町、標高1,500~2,500の地で栽培されています。
モカコーヒーの原産地は、エチオピアとイエメンの二カ所です。
モカとは本来イエメンにある港町が名前の由来、エチオピア産のコーヒー豆もイエメンから輸出していたため、エチオピア産とイエメン産のコーヒー豆の総称として、モカの名前が使われています。
それでは次に、キリマンジャロコーヒーとモカコーヒーの味の違いをみていきましょう。
キリマンジャロコーヒーの味の特徴といえば、口に含んだときの感じる強い酸味です。
ただ酸っぱいのとは異なる上品な酸味と甘い香り、雑味のない後味と絶妙なバランスがとれた味わいです。
モカコーヒーの味の特徴は、フルーツを思わせる華やかな香りでしょう。
エチオピア産とイエメン産ともに果実のような香りを持ちながらも、それぞれに違いがあります。
エチオピア産は、イエメン産にくらべると酸味が穏やかであり、深いコクを感じさせます。
イエメン産のモカはエチオピア産よりも酸味が強く、それはキリマンジャロとも違いをみせる特徴的なものです。
この酸味に甘さとコクが加わることでスッキリとした口当たりとなり、馴染みやすい口当たりから日本人のファンが多い銘柄でもあります。
まとめ
ここまで、キリマンジャロコーヒーとモカコーヒーの違いについてみてきました。
タンザニア産のコーヒーといえばキリマンジャロといわれるほど、キリマンジャロコーヒーはアフリカを代表するコーヒーです。
モカコーヒーの産地はエチオピアとイエメン、強い酸味を特徴とするキリマンジャロコーヒーとは違い、果実のような香りが広がる特徴を持ちます。
同じモカコーヒーながらもエチオピア産とイエメン産には違いをみせるため、それぞれの風味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。