以前から英国王室御用達として知られ、作家ヘミングウェイの作品により日本でブレイクしたキリマンジャロコーヒー。
現在では、ストレートコーヒーで風味を味わったり、ブレンドに用いて調和を楽しんだりできるコーヒーとして知られています。
日本人が飲むコーヒーの定番の一つといっても良い、キリマンジャロコーヒーの味や香りの特徴とはどのようなものでしょうか。
上質な酸味と香りキリマンジャロコーヒーの味の特徴とは
力強い酸味と甘い香りがキリマンジャロコーヒーの持つ味の特徴です。
口に含んだときに広がる深みのある酸味や香りは、良質なコーヒー豆を育てるのに適した寒暖差のある標高で育ったキリマンジャロならではのものでしょう。
特徴的な酸味がクローズアップされる反面、苦みやコクが比較的感じられないといわれるキリマンジャロコーヒーですが、これは豆の焙煎程度により大きく変化します。
酸味よりも苦みを重視する場合には、焙煎の度合いを深煎りすると酸味はやや減少しますがキリマンジャロが持つ苦みやコクを味わうことができます。
キリマンジャロの酸味を引きだす豆の焙煎
キリマンジャロが持つ華やかな酸味を引きだすには、コーヒー豆の焙煎がポイントです。
浅煎り~中煎りまでが苦みを抑えた酸味を引きだし、豆の中心部まで火が通る中深煎り~深煎りは、酸味よりも苦みやコクが引き立ちます。
キリマンジャロコーヒーの香りは柑橘類フレーバー?
独特な香りもキリマンジャロコーヒーの特徴の一つです。
キリマンジャロの鼻孔をくすぐる香りは、柑橘類をイメージさせると表現されています。
野性味あふれるというフレーズも良く使われますが、これはアフリカの花の香りや大地のアーシーを感じる香りから使われるものです。
場合によっては荒っぽい印象を与える野性味という表現ですが、実際のキリマンジャロの香りは華やかでありながらも深みを含んでいます。
まとめ
ここまで、キリマンジャロコーヒーの味や香りの特徴についてみてきました。
キリマンジャロコーヒーの味の特徴は力強い酸味です。
キリマンジャロの上質な酸味は、数あるコーヒーのなかでも特別なものです。
また、口に広がる香りは、キリマンジャロコーヒーの生まれ故郷、アフリカの大地を感じさせるワイルドながらも華やかさを感じさせます。