アイリッシュコーヒーになくてはならないのがアイリッシュウイスキー、アイルランド生まれの世界5大ウイスキーの1つとされ、かつては世界の6割近くのシェアを占めていたこともあるという歴史を持ちます。
スコッチウイスキーの人気により一時は衰退の危機に瀕していましたが、ここ数年のウイスキーブームにより再び勢いが戻ってきたそうです。
ところで、他のウイスキーの中でなぜコーヒーと相性が良かったのでしょうか?
また、その中でもオススメのものはあるのでしょうか?
お店でオーダーした際にウイスキーの銘柄を聞かれた場合などに、知っておくと助かる情報をご紹介します。
アイリッシュコーヒーにおすすめのウイスキーについて
アイリッシュウイスキーは他のウイスキーと比べて口当たりが軽く滑らかなのがが特徴です。
ウイスキーの特徴でもあるスモーキーなピート感が弱く、とろみを感じることでしょう。
通常ウイスキーの蒸留は2回なのですが、アイリッシュウイスキーは3回であるため、よりスムーズでまろやかさのある味わいと独特のオイリーさが際立ってくるのだそうです。
これがコーヒーの香りを引き立てたり苦みなどの風味を包み込んで深みにしてくれるのですね。
アイリッシュコーヒーに合うといわれているウイスキーをご紹介します。
■Jemeson(ジェムソン スタンダード)
アイリッシュウイスキーの定番といわれ、本場のアイルランドで最も飲まれています。
まろやかさが際立って軽やかさがあるので、色々なカクテルに使いやすいということです。
軽めで華やかな風味のコーヒーと合わせれば、女性にも飲みやすいやさしいタイプのアイリッシュコーヒーになりそうですね。
■Tullamore Dew(タラモア デュー)
甘味とともにコクや厚みを感じるので、しっかり抽出された濃いコーヒーに合わせることもできそうです。
口当たりは柔らかく、フルーティさも兼ね備えているため、中煎りのコーヒーが最も相性が良いということです。
重すぎないテイストが使いやすさの要素になっています。
■Bushmills Black Bush(ブッシュミルズ ブラックブッシュ)
しっかりした重厚感を感じるウイスキーということで、深煎りなどのコクのあるタイプのコーヒーと相性が良いそうです。
ガツンとした中に甘味がしっかり感じられるアイリッシュコーヒーが楽しめるでしょう。
まとめ
アイリッシュウイスキーは軽さがあって雑味が少なくマイルドであるという特徴があり、オイリーなとろみがコーヒーの苦みやコクを含めた風味と相性が良いということがわかりました。
種類によって軽さやテイストに個性がありますので、豆や焙煎などによって違いのあるコーヒーと調和させて好みの味を見つける楽しみもありますね。