どの家庭にもよくあるインスタントコーヒーですが、長い期間保存していた後に蓋を開けてみたら表面が白くなってしまっている事はありませんか?
この白いものはカビなのでしょうか?
もう飲むことはできないのでしょうか?
今回はインスタントコーヒーを長期保存していた時に発生する白いものについてまとめました。
インスタントコーヒーの表面が白いのはどうして?
インスタントコーヒーに付着した白いものは一体何なのか気になりますよね。
これは長期間保存していると起こりやすい事象なのですが、この白いものはカフェインの成分が析出して結晶化したものです。
コーヒーに含有しているカフェインは、湿気が多い場所で保存していたりなどで6%水分を吸湿するとコーヒー粉の表面に白い針状の結晶となる事があります。
カフェインが結晶化したものですのでカビとは違いますので安心して下さい。
しかし、そのまま放っておくと湿気がさらに多くなりコーヒー粉が固まっていき、コーヒーの風味も落ちてしまいますので、なるべく開封後は1か月を目安に使い切る事をおすすめします。
また、保存状態によって風味を損なうことなく美味しく頂く事もできますので、開封後は高温多湿の場所を避けてしっかりと蓋をして保存して下さい。
袋タイプの場合には空気をなるべく抜いた状態でしっかり口を閉めるか、もしくはジップロックなどの保存用の袋に入れて保管、または密閉容器に移し変えるのもおすすめです。
また、コーヒーを入れる際に水分の付いたスプーンを使用すると水分が粉に付着してしまうため、スプーンの水分はしっかり拭き取ったものを使用しましょう。
まとめ
インスタントコーヒーの表面についた白いものは、カビではなくカフェインでしたね。
インスタントコーヒーは基本的に水分が少なく乾燥しているため、カビがはえたり腐ったりする事はあまりないそうですが、あまりに長期保存してカフェインの結晶が発生するとコーヒーの風味が落ちてしまいますので1か月程度で飲み切ってしまうことをおすすめします。