手軽にコーヒーを楽しむことができる缶コーヒーとインスタントコーヒー。
どちらも日常的にコンビニやスーパー等で販売されており、最近では有名コーヒー店監修の商品や有名コーヒーショップオリジナルの商品のように特別なマシンを使ってコーヒーを淹れなくても美味しくコーヒーを楽しめるようになりました。
ではいったい、缶コーヒーとインスタントコーヒーの違いって何なのでしょうか?
缶コーヒーとインスタントコーヒーの違いは製法だった
缶コーヒーとインスタントコーヒーは、どちらも簡単に時間をかけずコーヒーを楽しむために工夫されたコーヒーです。
缶コーヒーは、缶の中に抽出されたコーヒーの液がそのまま入っているのに対して、インスタントコーヒーは抽出されたコーヒー液を乾燥させ粉末状にしています。
粉末状にすることによって、お湯を注げばすぐにコーヒーが完成しますので、ドリップコーヒーのようなコーヒーを淹れるための機器も必要ありませんし、コーヒー豆のカスも出ないのでゴミが出ることもありません。
缶コーヒーが日本で初めて登場したのは1959年、無糖のブラックコーヒーが最初の缶コーヒーと言われています。
その後ミルクが一緒に入ったミルクコーヒーや糖分控えめの微糖コーヒーなどが販売され、今では有名なコーヒーバリスタ監修の缶コーヒーが販売されるなどとてもクオリティーの高い缶コーヒーが多数存在しています。
インスタントコーヒーは、1899年頃にアメリカの科学者によって真空乾燥法という液化した後に水分を飛ばして作る手法を生み出したのをきっかけにして、その他の手法が次々に考案されていきました。
日本に輸入され始めたのは1950年代と言われており、1960年に森永製菓によって日本で初めての国産インスタントコーヒーが製造されるようになり、その後日本でも一般的なコーヒーとして普及していきました。
まとめ
今回は缶コーヒーとインスタントコーヒーの違いについてまとめました。
どちらも簡単にコーヒーを楽しめる手軽さは同じですが、実はこの二つは製法が全く違いました。
どちらも初めて作られてから長い時間をかけて、現在のように豊富な種類やこだわりの製法でより美味しいコーヒーとなったのですね。