ここ最近、コーヒーが注目されてカフェも増えましたよね。
コーヒーにハマると、エスプレッソやドリップコーヒーのカフェ用語がとても気になりませんか?
エスプレッソもドリップコーヒーも、香りと深みとコクが美味しいですが、二つの違いは意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
そこで、エスプレッソとドリップコーヒーの違いについてご紹介します。
エスプレッソとドリップコーヒーの違いは?
エスプレッソとドリップコーヒーは、同じコーヒー豆でも、まず、抽出方法に違いがあります。
エスプレッソ抽出方法は、マシン内のポンプに高い圧力をかけて、一気に短時間で抽出させます。
この高圧は、人の手では作り出せないのでエスプレッソは必ずマシンを使って抽出します。
一方、ドリップコーヒーは、お湯を挽いた豆に少しずつ通しながら、お湯そのものの重さのみを圧力にして、自然透過させるためにフィルターを使いコーヒー豆の成分を抽出しています。
ドリップには「したたり」や「しずく」といった意味があり、日本では古くから親しまれてきた抽出方法です。
そして、エスプレッソとドリップコーヒーは、同じコーヒー豆を利用していますがお湯に溶け出してくる成分も違います。
エスプレッソの方は、短時間で圧力をかけ抽出することから、ドリップ式コーヒーよりも、同じ量のお湯に溶け出す豆の成分の量が多くなります。
エスプレッソは、長時間抽出してしまうと、苦みではなく渋みやえぐみが強く出やすくなり、雑味成分がお湯にたくさん溶け出してしまうので、短時間で少量だけの濃いコーヒーを抽出しています。
エスプレッソとドリップコーヒー、カフェインの量が多いのは?
エスプレッソの場合、短時間で少量だけのそれも濃いコーヒーを抽出することから、必然的にカフェインが強いイメージを抱きがちです。
ところが、実際は、ドリップコーヒーと比較するとエスプレッソの方がカフェインの量は少ないです。
・ドリップコーヒーのカフェイン含有量:1杯あたり150~300mg
・エスプレッソのカフェインの含有量:1杯あたり60~120mg
比べるとわかるように、エスプレッソはドリップコーヒーの半分以下です。
その理由は、分量が少ないのはもちろんのこと、高圧力を加えて短時間の間に抽出して、苦み・酸味などの旨味成分の良いところだけを引き出しているからです。
エスプレッソは20~30秒の短時間で、コーヒー豆のもっとも美味しい部分だけを抽出したものなのでカフェインはドリップコーヒーよりも少ないのです。
まとめ
エスプレッソは、ドリップコーヒーのカップよりも小さいところも大きく違いますが、エスプレッソは、冷めないうちに小さいカップで一気に飲み干すのが美味しい飲み方です。
では、エスプレッソとドリップコーヒーについておさらいしておきましょう。
□エスプレッソとドリップコーヒーの違い
・抽出方法が違う
・同じコーヒー豆でもお湯に溶け出す成分が違う
□エスプレッソとドリップコーヒーのカフェインの量
・ドリップコーヒー:1杯あたり150~300mg
・エスプレッソ:1杯あたり60~120mg
エスプレッソは、カフェインが控えめなので、リラックスしたいときや寝られなくなるのが困る時にはベストな飲み物ですね。