コピルアクとはインドネシアのコーヒーで、ジャコウネコがコーヒーチェリーを食べて、消化されずに排出したものからコーヒーを取り出して、洗浄したものがこのコーヒーになります。
このコーヒー豆は独特な香りがして、ジャコウネコの腸内で腸内細菌や消化酵素の発酵により、カフェイン減少されるため独特な味と香りがすると言われています。
どのような味かというと、甘くてフルーティーな香りのするコーヒーだそうです。
ヨーロッパでは高級コーヒーとして人気で、高額な値段で取引されているそうです。
それほどコピルアクコーヒーは希少なのです。
コピルアクをパウダーで飲む飲み方とは?
コピルアクコーヒーはとても細挽きで、日本より全然細く、小麦粉のようなパウダー状になっているのです。
インドネシアでは、フィルターは使わないでカップの中にコーヒーの粉を入れてその上から直接お湯を注ぎます。
コーヒーの粉が沈殿してから飲むというのがコピルアクコーヒーの飲み方だそうです。
インドネシア風の飲み方とは、まずコーヒーカップ一杯で大さじ2杯くらいの10g程度の粉を入れます。
そしたら直接お湯を注ぎますが、粉はお湯に溶けませんので、表面に浮いてきます。
砂糖やクリーム等入れる場合はこの時に入れます。
静かに数分放置したら粉は下に沈むのですが、下に沈む前に飲んでしまうと、粉が口に入ってしまいますので、粉が完全に下に沈んだらコピルアクコーヒーの完成です。
最後の方まで飲もうとすると、コーヒーの粉の残ったものがあるので、上の方だけを上手に飲みます。
そして適度な所で飲むのをやめるのが正しい飲み方です。
まとめ
コーヒーというと、山脈で栽培して取ってからコーヒー豆を作り、コーヒーを入れる作業をするというのが普通だと思っていました。
コピルアクコーヒーはジャコウネコの糞から採取して、そしてコーヒー豆ではなくコーヒーの粉状のパウダーなので、直接お湯を入れて飲むという飲み方はこのコーヒーならではないかと思います。