グアテマラコーヒーのコーヒーをよく知るには、産地の特徴が現れます。
また、コーヒーにも歴史があるのです。
グアテマラを語るには、そもそもグアテマラができた歴史から紐解く必要もありそうです。
今回は、産地の特徴や歴史についてまとめていきたいと思います。
グアテマラコーヒー歴史から紐解く産地の特徴ってなに?
中米でコーヒーの生産量がメキシコについで2位のグアテマラです。
国土面積は日本の1/3で日本でいうと北海道と四国を合わせたくらいです。
グアテマラコーヒーのルーツはイエズス会修道士によって苗木が持ち込まれたことにあります。
そこから栽培が本格化し、当時からやっている古い農園もあるほど、伝統を受け継ぎながらグアテマラコーヒーを生み出しています。
実はコーヒーはデリケートな植物で、暑くもなく、寒くもない土地でしか育ちません。
条件としては、年間通して平均気温が20度前後であること、昼夜の気温差が適度にあること、年間雨量1500ミリ以上あること等です。
コーヒーベルト地帯がそれを満たしているのですが、それが南北回帰線の地域です。
火山質土壌であると、良いコーヒーが育つと言われています。
標高1500mから2000mに多くの町が存在し、気候の安定がしているグアテマラは、まさにコーヒー栽培に適した土地だったのです。
そして、本格的な栽培については、大統領ラファエル・カレーラによって始められました。
標高が高く、寒暖の差があるグアテマラはコーヒー栽培にうってつけだったのです。
ドイツ系の移民が大規模なコーヒー農園を開園し、生産と近代技術の導入が始まっています。
ブラジルよりも大量生産は難しいですが、高い品質を持ったコーヒー豆の特徴があります。
グアテマラの中でも有名な栽培地は、アンティグアと言われている産地です。
日本でもブランド化されていますから、かなり人気のある豆です。
3つの火山に囲まれた火山灰の土壌と寒暖差のある地域から採れるコーヒーです。
他の産地でいうと、フライハーネスという地域があります。
火山の麓にあり、火山灰のミネラルをたっぷり含んだ土壌でコーヒーの栽培がおこなわれています。
標高が高いので、寒暖の差が激しいです。
まとめ
グアテマラは、コーヒー栽培にとても適した地域でだからこそ、美味しいコーヒーを生み出せることがわかりました。
歴史から見ても、偶然的にグアテマラに運ばれて土地柄に合うコーヒーを育ててもらえてよかったなと思わずにはいられません。