アメリカンコーヒーは日本では1970年代にお湯割りというので広まってしまったために、お店でも普通のコーヒーとお湯で割ったコーヒーが売られていることがあります。
日本人はこのコーヒーを、軽いととらえているのではなく、薄いコーヒーだと認識しています。
アメリカでは、コーヒーの焙煎の度合いを変えて軽い味にしているので、日本のようにお湯で薄めただけの単純なコーヒーを飲むことはありません。
西海岸の水はアルカリ質が強めなので浅煎りの豆があうのです。
そのため、アメリカ全体が浅煎りのコーヒーという訳ではなく、西海岸は浅煎りが多いが、東海岸では深煎りのコーヒーも飲まれることもあります。
日本が高度成長期なのでアメリカの影響は大きいです。
そこからアメリカンコーヒーというのが広まったと考えられるでしょう。
アメリカンコーヒーが薄いのはなぜ?
このアメリカンコーヒーというのは、第二次世界大戦後にアメリカで流行っていたコーヒーの飲み方を日本でも再現したものだと言われているそうです。
その時のアメリカというのは、コーヒー豆は高かったです。
そのため1日に数杯飲むアメリカ人にとって、少ない豆の量で美味しく飲むために浅煎りの豆を少しだけ使ってたっぷりと淹れるのが普通でした。
それを日本が、アメリカのコーヒー=薄いコーヒーと思ってしまい、日本にそう伝わってしまったのです。
ですので、アメリカンコーヒーというのは日本でしか通らない和製英語な為、アメリカでは通じません。
そしてアメリカが原産のコーヒーではないのです。
日本のアメリカンコーヒーがアメリカで一番近いものはウィークコーヒーと呼ばれるコーヒーになります。
まとめ
アメリカの人は決してコーヒーをお湯で薄めて飲んでいるわけじゃないのに、日本人の勘違いでコーヒーをお湯で割るアメリカンコーヒーが出来上がってしまったのですね。
これはアメリカ人にとっては嬉しいことではないと思います。
皆さんが間違ったイメージに気が付いてほしいですね。