アメリカンコーヒーとは英語で表記できそうですが、この言葉は和製英語なため、日本で作られたのでアメリカではそのような言葉はなく、通じないでしょう。
アメリカで浅煎りの豆を使った薄いコーヒーを飲みたければ、レギュラーコーヒーといえば日本でいうアメリカンコーヒーが出てきます。
薄いコーヒーが飲みたければウィークコーヒーと言いますが、日本で飲んでいるよりももっと薄いコーヒーがアメリカでは出てきます。
ストロングコーヒーと伝えれば日本の普通のコーヒーよりももっと濃いコーヒーが出てくるでしょう。
それでは、アメリカンコーヒーという言葉は日本でしかない言葉ですが、由来はなんなのでしょう?
アメリカンコーヒーの名前の由来とは?
昔アメリカでは紅茶が良く飲まれていました。
ですが、イギリスの植民地時代の重税に18世紀反発し、不買運動が起きた時にコーヒーが飲まれるようになってきたのです。
茶葉をイギリスの船に積んでいたところ、海に捨てられてしまうボストン茶会事件でアメリカの独立運動が始まったのです。
アメリカは、当初は紅茶を良く飲んでいたので、味の薄くて、お茶を飲むような感覚で飲めて、焙煎が浅いコーヒーが一般的になったのです。
アメリカでのこの飲み方を日本のコーヒーショップは軽くて飲みやすい、たくさん飲めるコーヒーとして売り出したきっかけがアメリカンコーヒーという名前の由来だという説があります。
ですから、アメリカンコーヒーという名前は日本人が生み出したものだから、アメリカでは通用しないのです。
まとめ
アメリカンコーヒーと聞いたら一見、アメリカで飲まれている飲み方として思いがちですが、実際はコーヒーを薄めて飲むことはアメリカではしません。
そしてアメリカの普通に売られているコーヒーを真似してちょっと薄くしてみたり名前もアメリカとつけてみたりと、日本人が変えてしまったのでしょうね。
ですので、アメリカへ行った際にはアメリカンコーヒーとオーダーしないよう、気を付けましょう。