ここ数年、コーヒーの人気が高まって、女性のにはエスプレッソを日常的に飲む方も増えています。
でも、日常的に飲むとなったら、副作用としてカフェインが気になりませんか?
特に、授乳中は自分の体はもちろんのこと、赤ちゃんへの影響が心配です。
そこで、授乳中にエスプレッソを飲むことでの影響など、カフェインの副作用について調べました。
エスプレッソのカフェインは授乳中の赤ちゃんに影響はあるの?
実は、妊娠中も含めて、授乳中の母親がコーヒーを摂取することでの影響については、アメリカ医学協会ですでに調査を行っています。
カフェインによるお腹の中の赤ちゃんや、授乳中の赤ちゃんへの健康面と知能面での影響について調べたようです。
対象者は150人の妊婦さんで、一般的なコーヒーを飲んでもらい記録をとり続けたようです。
その結果、カフェインによる、妊婦さんの流産やお腹の赤ちゃんへの健康被害は確認できないことはわかっています。
その後、新生児の赤ちゃん⇒乳幼児⇒生後8カ月後⇒4年ごとに調査を続行しても、カフェインを飲んでいなかった同数と比較しても、誤差は確認できないこともわかっています。
そして、授乳中のお母さんの調査ですが、これについては、深刻な影響まではなくても、それなりの影響はあると考えられています。
お母さんが授乳中にエスプレッソなどを飲んだ場合、少なくともカフェインは体に摂り込まれるので、母乳に血中カフェイン濃度の1%ほどが混じり、この母乳を赤ちゃんが摂取することにはなるわけです。
カフェインに対する代謝能力は、大人と乳幼児では大きく違います。
そのため、赤ちゃんには何らかの影響があるとはいわれています。
エスプレッソのカフェインは授乳中にどんな影響があるの?
エスプレッソを授乳中に飲んだ場合、赤ちゃんに与える影響として考えられるのが夜泣きです。
エスプレッソなどに含まれるカフェインは、覚醒以外にも興奮したり、依存性があることはわかっています。
その為、エスプレッソを飲んでいるお母さんからの授乳の影響で、ぐっすり眠ることができず浅い眠りになり、ぐずったりして泣き出してしまうなどの可能性が考えられます。
では、授乳中のエスプレッソはどうしたらいいのでしょうか?
まず、赤ちゃんにカフェインの影響を与えないように、授乳する2時間前までにエスプレッソやコーヒーを飲み終えておくことです。
2時間前に飲むことで、母乳へのカフェインの移行を減らすことができます。
または、焙煎方法や抽出方法でカフェインを調整するなど工夫するのもいいかもしれません。
カフェインは、熱を加えるほど減るので、焙煎時間を増やして深煎りして苦みを増やすとカフェインの含有量は減ります。
または、エスプレッソをお湯で薄めてもいいかもしれません。
まとめ
子育て中は、何かとストレスが溜まるので、リラックスする飲み物としてエスプレッソは最適な飲み物ですが、授乳中の影響を考えると飲むタイミングを考えた方がいいようです。
では、この記事のポイントをまとめました。
□カフェインは、授乳中の赤ちゃんに何らかの影響はある
□授乳する2時間前に飲んでおくと、母乳への移行を減らせる
□焙煎方法や抽出方法でカフェインを調節する
□お湯で薄める
授乳中や子育て中は、何かと食品や飲み物が気になりますが、あまり神経質にならずにエスプレッソを楽しみましょう!