タンピングは、エスプレッの抽出には必要な作業です。
タンピングの際の力の入れ方は、エスプレッソの風味にかなり影響するといわれています。
そこで、エスプレッソのタンピングのコツと、タンピングが弱い場合についても調べました。
エスプレッソのタンピングのコツとは?
エスプレッソの抽出には、タンパーを使ってパウダーを上から押し固めながら詰めるタンピングが重要です。
タンピングは、微妙な力のかかり具体によって、格段にエスプレッソの風味が変わるといわれています。
基本的に、エスプレッソのタンピングは均一にしないと、コーヒーパウダーの中にお湯が均等に行き渡らず、エスプレッソの旨味がうまく出せなくなります。
そこで、次のタンピングの4つのコツに注意してタンピングを行ってみましょう。
1. 最初にホルダーやカップを湯通しして温め、クレマのもちを高めます。
2. エスプレッソは、コーヒー粉量は、1杯7~9g程度がおすすめ
3. フィルターホルダーの側面の淵をトントンと叩いて、パウダーの表面が均一になるように調整して表面をならします。
*パウダーを均一に平らにしておくと、タンピングする時にコーヒー粉全体に余すことなく力がかかりやすくなります。
4. パウダー表面に向かってタンパーを垂直に置きますが、パウダー表面全体に力が均一にかかるように意識しながら、表面の高さを水平にします。
力を均一にかけることで、パウダーの粒子とパウダーの層を均一になるので、ムラなく豆の旨味を引き出せます。
エスプレッソのタンピングが弱い場合は?
抽出した後に、エスプレッソのコーヒーのぎっしり固まったコーヒーの粉を落としてみてください。
この粉の固まりをコーヒーケーキと呼びます。
抽出後に、このコーヒーケーキが綺麗な形のままで、ポンと抜けてくるのがもっともベストな抽出状態です。
もし、このコーヒーケーキを落とした時に、形が崩れてボロボロになればタンピングが弱い証拠になるかもしれません。
この場合は、タンピングした時に、強いタンピングと弱いタンピングでムラになっている可能性があります。
タンピングが弱いと、抽出時間が短くなるのでエスプレッソが薄くなり酸味が際立つことになります。
このようにタンピングが弱い場合は、均一に粉に力が加わるようにしましょう。
タンピング前に表面をたいらにして均一に力を強くかけるように注意してください。
まとめ
タンピング後の、セットの仕方もゆるいと圧が外に逃げてお湯漏れの原因になることもあるので、しっかりセットしましょう。
では、エスプレッソのタンピングのポイントをまとめました。
□エスプレッソのタンピングのコツ
・湯通しする
・エスプレッソは、1杯7~9g程度の粉で
・淵を叩いてパウダーの表面が均一に
・パウダー表面全体に力が均一にかかるように意識
□エスプレッソのタンピングが弱い場合
・コーヒーケーキが崩れたらタンピングが弱い可能性が
・タンピングは均一に力が加わるように
エスプレッソの味には、タンピングが重要な役割を果たすので力加減を意識しながら、美味しいいエスプレッソに挑戦しましょう!