コーヒー専門店は、ブランド豆が名を連ねています。
最高品質と名高いジャマイカで取れる『ブルーマウンテン』や、ハワイ島の『コナ』、タンザニアのコーヒーの総称にもなっている『キリマンジャロ』、もっとも古いブランドコーヒーとも言える、エチオピアの『モカ』等の有名ブランドがところ狭しと自己主張するなか、その中に我々と同じアジア生まれの『マンデリン』も負けずに競い合っています。
しかし、不思議なことに店によって販売価格は一律ではありません。
それでは、コーヒーの豆の価格は、いつ誰が設定するものなのでしょうか。
そして、日本人にも人気の高い、マンデリンの平均価格はどれ位なのでしょうか。
コーヒー豆の価格設定はいろいろな要素が混ざり合い、とても複雑です。
その秘密をご説明いたします。
コーヒー豆、マンデリンの価格
コーヒー豆の値段を決めるのは、先物取引所です。
美味しいとされるコーヒー豆は、ほとんどニューヨークの取引所で決められます。
値段の設定の原理は明確で、欲しい人が多いのに、コーヒー豆の生産が少ない場合、そのコーヒー豆は値段が上がります。
コーヒーの出来や、需要の関係で価格が変動する上に、日本に輸入する時は、円の為替相場も影響してきますので、日々価格が変わるのは仕方のない事なのです。
日本でも高級銘柄で有名なのが有名なブルーマウンテンですが、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の標高800~1200mの特定エリアでしか取れない希少価値がある上に高品質である為、専門店では100g平均1500円~1600円程の高値が付きます。
それに比べると値は下がりますが、マンデリンも負けてはいません。
マンデリンもインドネシアのスマトラ島でしか作られていない希少価値があり、マンデリンの平均価格は100g500円~700円程度とされます。
それでも、ブランド豆を扱う専門店では他の多くのブランド豆に比べると、約100円位高い値段設定になっています。
ブルーマウンテンだけが飛びぬけて高いのが現状のようです。
まとめ
コーヒー豆の値段に関しては、大量生産され、粒なのが不ぞろいで味にバラつきがあるといわれる豆は安い値段で取引され、インスタントコーヒーや100円で飲めるコーヒーに使用されています。
それよりも美味しいとされるコーヒーショップの豆は希少価値の高い豆を使用しています。
ブランド豆の値段に関しては、品質や、その豆の希少価値によって値段が変わります。
マンデリンも希少価値の高さから、高いコーヒー豆の中に入ります。
総じて言えば、美味しいコーヒーは値段に比例すると言ってもいいでしょう。
しかし、コーヒーはそれだけではありません。
劣化して酸味が出てしまったり、保存状態も味に影響を与えます。
ご自分の好きなお店を探し、ご自分が満足する豆を、納得する価格で購入するのが一番でしょう。